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ダービー馬ウイニングチケットの死因の「疝痛」とはどんな病気?

1993年のダービー馬で名種牡馬のウイニングチケットが2/18日に疝痛(せんつう)のため死去しました。

ウイニングチケットは記録もそうですが、競馬ファンにとっては多くの記憶に残る名馬だったと思います。

ウイニングチケットはなんか綺麗な走り方をする優雅な馬だったなぁという記憶がありますよ。

ウイニングチケットを死に追いやった死因である疝痛とはいったいどんな病気なのでしょうか。

目次

ウイニングチケットを苦しめた疝痛とは?

馬の腹痛を伴う病気を総称していう。疝痛には便秘疝、風気疝、変位疝などがある。馬は解剖学的に、(1)胃の容積が小さく、胃の噴門の構造上嘔吐することができない。(2)腸管が長いので固定されにくく、腸の位置が変わりやすい。(3)腸管の太い部分と狭い部分があるため内容物がたまりやすい、など疝痛を起こしやすい構造をしている。腸管等に原因があるほか、運動不足などでも発症する。特に、変位疝(腸捻転など)を発症すると開腹手術が必要となったり、致命的となることもある。

JRA

簡単に言えば胃や腸などの消化管に痛みの原因があるものを疝痛と呼びます。

疝痛のある馬の特徴には、元気の低下、食欲減退、前掻き、発汗、お腹をみる、ボロをしない等のサインがあります。

もし疝痛になってしまった場合の対処法としては、痛みが軽度で運動が可能な場合には10~30分程度の曳き運動をすることによって、腸のぜん動運動を促します。

また冬場であれば、ぜん動運動を促す為に暖房などを使用して体温低下を防いであげるといいようです。また下腹部のマッサージも効果的で、ゆっくり摩擦することで痛みが少し和らぐようです。

馬は話すことは出来ないので馬のちょっとした仕草などから読み取ってあげないといけないですね。

疝痛で亡くなった名馬たちは?

ナリタブライアン
エルコンドルパサー

ウイニングチケットと同様に疝痛で亡くなった名馬たちも過去にもいます。

有名な競走馬ではナリタブライアン(胃破裂)やエルコンドルパサー(腸ねん転)が疝痛によって亡くなっています

JODHPURS

疝痛の症状こそ違うものの、ナリタブライアンやエルコンドルパサーなど凱旋門賞に挑戦した名馬たちも疝痛によって亡くなていたんですね。

馬主さんや調教師さんたちも現役で輝かしい実績を残したのに、最後が疝痛という病気に悩まされて命を落とすのはやるせない気持ちでしょう。

まとめ

ウイニングチケットが疝痛によって亡くなられたことを一人の競馬ファンとしてご冥福をお祈りします。

ウイニングチケットに騎乗して日本ダービーで勝利した柴田政人さんもさぞかし悲しいことでしょう。

引退した馬も現役の馬も病気や怪我は命に関わることですから、馬に関わる方々には十分に配慮いただくことを切に願います。

これからもウイニングチケットの産駒たちが競馬界を楽しましてくれることを期待しています。

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